種取りは大事な作業です。

2019-05-30

いや〜〜〜晴れの日が続いて続いて、、、大変です。晴れがなくても大変なのですが、、、ここまで晴れるともう日照りですよね。。。でもまぁ気を取り直して、、、去年作った野菜の中から、いくつか種取りしてみました。

今回種取りしたものは、アブラナ科のたち。アブラナ科の野菜は同じアブラナ科同士で交雑しやすいため結構気を使います。今回種取りするものも、早いものでは4月の頭、花芽がつく前に寒冷紗をかけて虫が入らないようにしていました。

ただ、ここまで種が大きくなってしまえば、後の作業は結構シンプルです。

種取り用の株を根元から切って、

株の先端の方を「もったいない!!」と思うぐらいバスッとカットします。種が成熟していなかったり、他の野菜と交雑している可能性があるからなのですが、この作業が地味に時間がかかって大変なんですよね。。。

で、ある程度の量になったら、

根元を紐で結わいてまとめて、

ビニール袋に入れて、

落ちないようにビニール袋も結びます。なんでビニール袋に入れるかというと、これから種を乾燥させるのですが、乾燥した種は勝手に弾けてしまうので、その弾けた種がどっかに行ってしまうのを防ぐためです。

遺伝子が濃くなりすぎないようにするために、この作業を一種類の野菜につき最低10株以上やります。地味〜〜に、大変です。。。

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、一種類の野菜につき結構な量の廃棄する種が出るんですよね。。。でももったいない!!とか言ってはいけないのです!!!でも、、、「アブラナ科ミックスの種」とかいって売れないかな???なんて考えちゃいましたけど、、、心を鬼にして土に返すことにしますww

袋を被せたものは、先日完成した小屋の中に吊るして、乾燥させます。梅雨前ぐらいまでですかね。乾燥したら種だけにして冷蔵庫に入れて、秋の種まきまで保存しておきます。

地味に1日作業になってしまうので大変なのですが、自分の畑で種取りした野菜は、遺伝子が畑の土の状態にあっていくためどんどん美味しくなっていく、という噂を聞いたので、これからも頑張って可能な限りの種類を種取りしていく予定です。

今回種取りしたのは、「善吉菜(遊佐の伝統野菜)」「紫折菜」「のらぼう菜」「新戒青菜」「飛鳥あかねカブ」「津田カブ」「古代赤カブ(温海カブ)」「ルッコラ・コルチバータ」「聖護院大根」。みんなどんどん美味しくなって欲しいですね。